リモート コマンドを受信できるようにコンピューターを構成します。

構文

Enable-PSRemoting [-Force] [-確認] [-WhatIf] [<CommonParameters>]

説明

Enable-PSRemoting コマンドレットは、WS-Management テクノロジを使用して送信される Windows PowerShell リモート コマンドを受信できるようにコンピューターを設定します。

このコマンドは、コマンドの受信に使用される各コンピューターで 1 回だけ実行する必要があります。コマンドの送信のみを行うコンピューターでは、このコマンドを実行する必要がありません。この構成によってリスナーがアクティブ化されるため、このコマンドは必要な場合にしか実行しないでください。

Enable-PSRemoting コマンドレットは次の操作を実行します。

-- Set-WSManQuickConfig コマンドレットを実行します。このコマンドレットによって次のタスクが実行されます。

----- WinRM サービスを起動します。

----- WinRM サービスのスタートアップの種類を [自動] に設定します。

----- 任意の IP アドレスで要求を受け入れるためのリスナーを作成します。

----- WS-Management 通信のファイアウォール例外を有効にします。

-- リモート コンピューターからの命令を受信できるように、登録済みの Windows PowerShell セッション構成をすべて有効にします。

----- "Microsoft.PowerShell" セッション構成がまだ登録されていない場合は登録します。

----- "Microsoft.PowerShell32" セッション構成が 64 ビット コンピューターでまだ登録されていない場合は登録します。

----- 登録済みのすべてのセッション構成のセキュリティ記述子から "Deny Everyone" 設定を削除します。

----- WinRM サービスを再起動して、変更を有効にします。

Windows Vista、Windows Server 2008、およびそれ以降のバージョンの Windows でこのコマンドレットを実行するには、Windows PowerShell を起動する際に [管理者として実行] を指定する必要があります。

パラメーター

-Force

ユーザー プロンプトをすべて非表示にします。既定では、各操作を確認するよう求めるメッセージが表示されます。

必須

false

位置

named

既定値

False

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-確認

コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-WhatIf

実際にコマンドを実行せずに、コマンドを実行すると何が起きるかを出力します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

<CommonParameters>

このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.

入力と出力

入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。

入力

None

パイプを使用してこのコマンドレットに入力を渡すことはできません。

出力

System.String

Enable-PSRemoting は、実行結果を示した文字列を返します。

例 1

C:\PS>enable-psremoting

説明
-----------
このコマンドは、リモート コマンドを受信できるようにコンピューターを構成します。






例 2

C:\PS>enable-psremoting -force

説明
-----------
このコマンドは、リモート コマンドを受信できるようにコンピューターを構成します。また、Force パラメーターを使用して、ユーザー プロンプトを非表示にします。






関連項目




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