指定したファイル システム ドライブのシステム復元機能を有効にします。
構文
Enable-ComputerRestore [-Drive] <string[]> [-確認] [-WhatIf] [<CommonParameters>]
説明
Enable-ComputerRestore コマンドレットは、1 台または複数のファイル システム ドライブのシステム復元機能を有効にします。その結果、Restore-Computer コマンドレットなどのツールを使用してコンピューターを以前の状態に復元できます。
既定では、システム復元を使用できるすべてのドライブでシステム復元は有効ですが、Disable-ComputerRestore コマンドレットなどを使用して無効にすることもできます。任意のドライブのシステム復元を有効に (または再び有効に) するには、システム ドライブ上でシステム復元を有効にする必要があります。これは最初にまたは同時に行います。各ドライブのシステム復元の状態を調べるには、Rstrui.exe を使用します。
パラメーター
-Drive <string[]>
ファイル システム ドライブを指定します。"C:\"、"D:\" のように後ろにコロンとバックスラッシュを付け、引用符で囲んで 1 つまたは複数のファイル システム ドライブ文字を入力します。このパラメーターは必須です。
リモート ネットワーク ドライブは、ローカル コンピューターにマップされていてもこのコマンドレットを使用してシステム復元を有効にすることはできません。また、外部ドライブのようにシステム復元の対象にならないドライブのシステム復元を有効にすることはできません。
任意のドライブのシステム復元を有効にするには、システム ドライブ上でシステム復元を有効にする必要があります。これは事前にまたは同時に行います。
必須 |
true |
位置 |
1 |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-確認
コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-WhatIf
実際にコマンドを実行せずに、コマンドを実行すると何が起きるかを出力します。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.
入力と出力
入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。
入力 |
なし パイプを使用してこのコマンドレットにオブジェクトを渡すことはできません。 |
出力 |
なし このコマンドレットは出力を生成しません。 |
注
Disable-ComputerRestore および Enable-ComputerRestore は、Windows Vista や Windows XP のようなクライアント オペレーティング システム上でのみ動作します。
Windows Vista 以降のバージョンの Windows で、Enable-ComputerRestore コマンドを実行するには、Windows PowerShell を開く際に [管理者として実行] を指定する必要があります。
システム復元を使用できるファイル システム ドライブを調べるには、コントロール パネルの [システム] で [システムの保護] タブを参照します。Windows PowerShell でこのタブを開くには、「SystemPropertiesProtection」と入力します。
このコマンドレットは、Windows Management Instrumentation (WMI) SystemRestore クラスを使用します。
例 1
C:\PS>enable-computerrestore -drive "C:\" 説明 ----------- このコマンドは、ローカル コンピューターの C ドライブのシステム復元を有効にします。
例 2
C:\PS>enable-computerrestore -drive "C:\", "D:\" 説明 ----------- このコマンドは、ローカル コンピューターの C ドライブと D ドライブのシステム復元を有効にします。
関連項目