ローカル コンピューターとそのドメインの間のセキュリティで保護されたチャネルをテストして修復します。

構文

Test-ComputerSecureChannel [-Repair] [-Server <string>] [-確認] [-WhatIf] [<CommonParameters>]

説明

Test-ComputerSecureChannel コマンドレットは、信頼関係の状態をチェックして、ローカル コンピューターとそのドメインの間のセキュリティで保護されたチャネルが正しく機能しているかどうかを検証します。正常に機能していない接続があれば、Repair パラメーターを使用して復元を試みることができます。

Test-ComputerSecureChannel は、セキュリティで保護されたチャネルが正常に機能している場合は "True" を返し、そうでない場合は "False" を返します。この結果を受けて、コマンドレットを関数とスクリプトの条件ステートメントに使用できます。より詳細なテスト結果を取得するには、Verbose パラメーターを使用します。

このコマンドレットは NetDom.exe と同様に機能します。NetDom と Test-ComputerSecureChannel はどちらも、NetLogon サービスを使用して、アクションを実行します。

パラメーター

-Repair

NetLogon サービスによって確立されたセキュリティで保護されたチャネルを削除してから、再作成します。テストに不合格になった ("False" が返された) 接続の復元を試みるには、このパラメーターを使用します。

このパラメーターを使用するには、現在のユーザーは、ローカル コンピューター上の Administrators グループのメンバーである必要があります。

必須

false

位置

named

既定値

なし

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-Server <string>

指定されたドメイン コントローラーを使用して、コマンドを実行します。このパラメーターを省略した場合、Test-ComputerSecureChannel は既定のドメイン コントローラーを選択して操作を実行します。

必須

false

位置

named

既定値

なし

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-確認

コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-WhatIf

実際にコマンドを実行せずに、コマンドを実行すると何が起きるかを出力します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

<CommonParameters>

このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.

入力と出力

入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。

入力

なし

パイプを使用してこのコマンドレットに入力を渡すことはできません。

出力

System.Boolean

コマンドレットは、接続が正常に機能している場合は "True" を返し、そうでない場合は "False" を返します。

Windows Vista 以降のバージョンの Windows で、Test-ComputerSecureChannel コマンドを実行するには、Windows PowerShell を開く際に [管理者として実行] を指定する必要があります。

Test-ComputerSecureChannel は、I_NetLogonControl2 関数の使用によって実行されます。この関数は、Netlogon サービスのさまざまな面を制御します。

例 1

C:\PS>test-computersecurechannel

True

説明
-----------
このコマンドは、ローカル コンピューターとその参加先のドメインの間のセキュリティで保護されたチャネルをテストします。






例 2

C:\PS>test-computersecurechannel -server DCName.fabrikam.com

True

説明
-----------
このコマンドは、テストで優先的に使用するドメイン コントローラーを指定します。






例 3

C:\PS>Test-ComputerSecureChannel -repair

True

説明
-----------
このコマンドは、ローカル コンピューターとそのドメインの間のセキュリティで保護されたチャネルをリセットします。






例 4

C:\PS>test-computerSecureChannel -verbose

VERBOSE: Performing operation "Test-ComputerSecureChannel" on Target "SERVER01".
True
VERBOSE: "The secure channel between 'SERVER01' and 'net.fabrikam.com' is alive and working correctly."

説明
-----------
このコマンドは、Verbose 共通パラメーターを使用して、操作についての詳細なメッセージを要求します。Verbose パラメーターの詳細については、「about_CommonParameters」を参照してください。






例 5

C:\PS>set-alias tcsc test-computersecurechannel 

if (!(tcsc)) 
     {write-host "Connection failed. Reconnect and retry."}
else { &(.\get-servers.ps1) }

説明
-----------
この例では、接続を必要とするスクリプトを実行する前に、Test-ComputerSecureChannel を使用して接続をテストする方法を示します。

最初のコマンドは、Set-Alias コマンドレットを使用してコマンドレット名のエイリアスを作成します。これにより、領域を節約し、入力の間違いを防ぐことができます。

スクリプトを実行する前に、Test-ComputerSecureChannel が返す値を If ステートメントがチェックします。






関連項目




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