ローカル コンピューターでシステムの復元を開始します。

構文

Restore-Computer [-RestorePoint] <int> [-確認] [-WhatIf] [<CommonParameters>]

説明

Restore-Computer コマンドレットはローカル コンピューターを指定したシステム復元ポイントに復元します。

Restore-Computer コマンドを実行すると、コンピューターが再起動されます。復元は再起動操作時に完了します。

パラメーター

-RestorePoint <int>

復元ポイントのシーケンス番号を指定します。シーケンス番号を検索するには、Get-ComputerRestorePoint を使用します。このパラメーターは必須です。

必須

true

位置

1

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-確認

コマンドを実行する前に確認メッセージを表示します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

-WhatIf

実際にコマンドを実行せずに、コマンドを実行すると何が起きるかを出力します。

必須

false

位置

named

既定値

パイプライン入力を許可する

false

ワイルドカード文字を許可する

false

<CommonParameters>

このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。Ô”¼š¤Ë¤Ä¤¤¤Æ¤Ï¡¢次を参照してください: about_Commonparameters.

入力と出力

入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。

入力

なし

パイプを使用してこのコマンドレットに入力を渡すことはできません。

出力

なし

このコマンドレットは出力を生成しません。

Windows Vista 以降のバージョンの Windows で、Restore-Computer コマンドを実行するには、Windows PowerShell を開く際に [管理者として実行] を指定する必要があります。

このコマンドレットは、Windows Management Instrumentation (WMI) SystemRestore クラスを使用します。

例 1

C:\PS>restore-computer -RestorePoint 253

説明
-----------
このコマンドは、ローカル コンピューターをシーケンス番号 253 の復元ポイントに復元します。

RestorePoint は位置指定パラメーターであるため、パラメーター名を省略できます。






例 2

C:\PS>restore-computer 255 -confirm

Confirm
Are you sure you want to perform this action?
Performing operation "Restore-Computer" .
[Y] Yes  [A] Yes to All  [N] No  [L] No to All  [S] Suspend  [?] Help (default is "Y"):

説明
-----------
このコマンドは、ローカル コンピューターをシーケンス番号 255 の復元ポイントに復元します。また、Confirm パラメーターを使用して、操作を実際に実行する前にユーザーに確認メッセージを表示するよう指示します。






例 3

C:\PS>Get-ComputerRestorePoint

C:\PS> Restore-Computer -RestorePoint 255

C:\PS> Get-ComputerRestorePoint -LastStatus

説明
-----------
これらのコマンドはシステムの復元を実行し、その状態をチェックします。

最初のコマンドは Get-ComputerRestorePoint コマンドレットを使用して、ローカル コンピューター上の復元ポイントを取得します。

2 番目のコマンドは Restore-Computer を使用して、コンピューターをシーケンス番号 255 の復元ポイントに復元します。

3 番目のコマンドは Get-ComputerRestorePoint コマンドレットの LastStatus パラメーターを使用して、復元操作の状態をチェックします。Restore-Computer コマンドを使用すると強制的に再起動されるため、このコマンドはコンピューターの再起動時に入力します。






関連項目




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